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目の人種的なちがい  
 
 

人類学者たちはアジア系の人種集団を「モンゴロイド」と呼びます。最近は遺伝子分析を通して、韓民族を北方系と南方系に分類するようになりました。中国系の民族と東南アジア人を除く万里の長城以北と満州、朝鮮半島などの人々は「北方系モンゴロイド」と呼ばれ、一重まぶたの小さな目、蒙古ひだ、頬骨の出た平たい顔、蒙古斑などの身体的特徴があります。
一方、アジア大陸の南部とオセアニア大陸、太平洋のハワイ、ポリネシア諸島などの比較的暖かい地域に適応した黄色人種は、現在の東南アジア人のように、 北方系よりも目は大きく蒙古ひだは薄く二重まぶたが発達しました。この人々を「南方系モンゴロイド」と言います。韓民族は70~80%が北方系で、20~30%は南方系、それ以外は他の人種が混ざっていると言われています。

 
蒙古人種の一重まぶたとは  
 
 

例) 一重まぶた

 
 

例) 二重まぶた

 

二重のラインがないまぶたを一重まぶたといいます。 一重まぶたは、まつげの生え際のアイライン部分にたるんだまぶたの皮膚が被さって、目が小さく見えたりアイライン部分が膨らんで見えたりします。これは、二重まぶたはラインに沿って皮膚が内側に入り外観上アイラインが外に出て見え、表面に見える皮膚面積が小さくなる一方、一重まぶたはアイラインの上に皮膚が被さっているため現れる現象です。二重まぶたの目はアイラインがすっきりと外に出ており、瞳も十分に開いて見え、まつげも洗練されて鮮明で美しい印象を与えることができます。

 
 
 

例) アイラインの上にまぶたが被さり、不完全なラインになっています。
マジック目頭切開と埋没法の二重まぶた複合手術後、くっきりしたアイラインの目もとになります。

 
 

例) 目頭の蒙古ひだの影響で、アイラインの上に上まぶたが被さっている奥二重の目です。 マジック目頭切開と切開法の二重まぶた複合手術後、くっきりとしたアイラインの目もとになります。

 
 

例) アイラインの上にまぶたがかぶさっており、重たく見える目です。
マジック目頭切開と切開法の二重まぶた複合手術後、くっきりしたアイラインの目もとになります。

 
蒙古人種が一重まぶたである理由  
 
人種的な原因

韓民族の70~80%は一重まぶたの北方系蒙古人種で、20~30%は南方系の蒙古人種、それ以外は他の人種が混ざっていると言われています。統計的にも韓国人の70-80%が一重まぶたであることがわかっています。さまざまな人種の中で、蒙古ひだが強く表れる北方系の蒙古人種だけ二重まぶたにならないと言う事実に蒙古ひだと二重まぶたの因果関係がはっきりと示されています。

 
医学的な原因

まぶたは大変薄いですが、その中にはさまざまな組織(皮膚、筋肉、脂肪、瞼板、結膜など)で複雑に構成されています。 目をあけるときに使われる筋肉、 眼瞼挙筋は普通 瞼板 に付随していますが、一部の筋肉繊維がまぶたの皮膚の裏についていると、目を開けるときにその部分の皮膚が引っ張られて、上に上がり、二重まぶたになるとされています。
原因1.二重まぶたの目は眼瞼挙筋の一部分が皮膚の裏につきますが、東洋人にはそれがなく、眼輪筋が発達しており、眼窩脂肪が下方まで下がっている構造になっています。
原因2. 蒙古ひだは目頭に厚い繊維性のバンドを形成し、皮膚にボリュームを出し、しわを作りにくくします。相対的に垂直方向の緊張力は水平方向に 折れたしわ(ライン)によってできる二重まぶたの形成を抑制したり、ラインがくずれてしまう要因になっています。また、二重まぶたになるときにへこんで中に入るべきまぶたの皮膚が反対に盛り上がって、アイラインの上に出てしまう原因になります。蒙古ひだは目を開けたときに 眼瞼挙筋 の力が伝わる瞼板の旋回軸になる内眼角靭帯(たいてい下眼瞼の水平線に位置)より下に下がっており、蒙古ひだがある状態での二重まぶたの形成には制限が多く、完成度が劣ってしまいます。

 
 

例) 厚い蒙古ひだのある状態で、二重まぶた手術のみ施した場合

 
 

例) マジック目頭切開と二重まぶた手術を複合した構造的な手術

 
 

例) 厚い蒙古ひだがある状態で二重まぶた手術のみを施したケースに、マジック目頭切開, 二重まぶた複合再手術をした事例

 

 これまで 美容整形と言えばまず最初に連想すると言っていいほど 二重まぶた手術は一般化していますが、蒙古ひだの重要性や 目頭切開手術は、これまでの手術法の限界で見落とされていた側面が多くありました。最近は マジック目頭切開の開発で蒙古ひだを改善し、まぶたの皮膚と、上眼瞼挙筋を適切につなぐ マジック目頭切開+二重まぶた複合施術が、目の整形手術の基本になりつつあります。

 
一重まぶたの目の輪郭線  
 
 

たいていの一重まぶたでは、目頭の蒙古ひだから始まる皮膚が実際のアイラインを覆ってしまい、 まぶたの脂肪が輪郭線を作っています。 目の横幅と縦幅どちらも小さく見え、目が小さく重苦しく見えて目と目の間が実際よりも離れて見えてしまいます。伸びたように見える皮膚により、さわやかな印象になりにくく、いつもはれぼったく見えたり、目つきの悪い印象を与えたりします。

 
 

例) マジック目頭切開と埋没法二重まぶた複合手術でアイラインを見せて、よりくっきりとした目もとになった男性の事例

 
 

例) マジック目頭切開と切開法二重まぶた複合手術でアイラインを見せて、よりくっきりとした目もとになった女性の例

 
二重まぶたのアイラインの輪郭  
 
 
 

まつげの生え際であるアイラインが、まぶたと瞳の実際の境界線です。二重まぶたの西洋人のアイラインは完全に露出しており、ほとんど見えている丸い瞳とともに、くっきりとして澄んだ印象を与えます。また二重まぶたのラインまでが目の輪郭として見えるので目が大きく見えます。しかし、一重まぶたである多くの韓国人は下に下がっているまぶたの脂肪にかくれてアイライン(実際のまつげのライン)が埋もれてしまっています。
たるんだまぶたの脂肪が多いほど目が小さく見え、目がはれているように見えます。そして、それにつながる蒙古ひだによって目と目の間隔が広く見えてしまうのです。 

 
一重まぶたの多様なタイプ  
 
皮膚ライン形態の一重まぶた

韓国の女性に最も多い目もとは、まつげの生え際であるアイラインの上にまぶたが下がり、目の上下の幅を狭く見せている形態です。それから、まつげが下がっているタイプや眼球陥没タイプがあります。さらによく見られるのですが、厚い蒙古ひだと一緒になってひどく皮膚が垂れ下がっている目もあります。このような目は一層小さく重苦しく見えてしまいます。

 
 
 

例) 上まぶたの脂肪が瞳を覆っている一重まぶた

 
 

例)マジック目頭切開と切開法二重まぶた手術例

 
不完全なしわのある一重まぶた  
 
 

皮膚がたるんだ状態で、 皮膚の弾力が弱くなる20代後半になると、条件によって皮膚の1,2箇所がしわになりやすい状態になり、しわができます。皮膚が伸びた一重まぶたの目もとに起こる一種の老化過程で、アイシャドーなどの化粧をするといかにも二重まぶたのようなラインができたりもします。このような場合、二重まぶたが自然にできたと誤解する人が多いです。そして、もとからあった本当の二重ではないので 新しくできたラインを二重まぶたのラインとして固定してほしいと整形外科を訪れます。このような条件の場合は、手術時にはしわによってできたラインは無視し、新しく適切なデザインを決めて美しいラインを作ります。

 
 
 例)マジック目頭切開と埋没法複合手術例
 
接着液やテープを使用した不完全な二重ライン

若い女性たちの比較的薄い皮膚のまぶたは、1、2箇所ですぐにしわができやすくなっています。その部位でアイチャームテープを使ったり、二重のりを使ったりすると、さらにしわのできやすい状態になり、ひとつの部位で集中的にそれを繰返すとその部位の弾力がなくなり、目を開けたとき簡単にしわになってしまいます。これはアイチャームによる不完全なひだができた二重まぶたです。このような行為はまぶたの老化を早めてしまうのにもかかわらず、ほとんどの女性たちが特に気にすることもなく、または、知っていながらすぐに効果が表れることを期待して習慣的に行っています。これらを使うと簡単に皮膚にひだを作れて二重のラインのように見えますが、目を開ける筋肉によってできる本当の二重まぶたとはあきらかに違って、伸びてしまったようなラインになります。

 
 

例) 不完全な二重のラインのまぶたに施行したマジック目頭切開と二重複合手術

 
薄い皮膚にしわが寄った一重まぶた

突出した形態の目には、まぶたの皮膚にしわが寄っているタイプの一重まぶたもあります。目を開けるたびに、皮膚がしわになったり伸びたりするので、しわが次第に深くなっていきます。しわがある程度深くなったら回復が不可能になるので、まぶたに一本のくっきりしたラインを作って周りの皮膚のしわや老化の進行を遅くするのがいいでしょう。

 
 

例) 薄くしわが寄りやすいタイプの皮膚に施した マジック目頭切開と埋没法二重手術例

 
皮膚が薄くアイラインが少し表に見えている一重まぶた

蒙古ひだが弱く、脂肪が少ない目によく見られる形態です。目を開ける機能が優れ、皮膚の引きつりがほとんどありません。皮膚の弾力性がよく、二重まぶた手術のときには、埋没法だけでも比較的満足のいく結果が出るケースです。

 

例) まぶたの薄い目の埋没法手術のケース

 
一重まぶたの逆まつげ 

一重まぶたでは、まぶたに押されてまつげの向きが眼球の方に向いてしまいます。 目を大きく開けようと努力するほど、額を引っ張り上げるので目はさらに下に下がってしまい、まつげの方向はさらに眼球の方に向いてしまいます。ひどい場合は角膜を刺激して損傷を与えることもあります。年をとるにつれて目を開ける力が弱くなり、こういった現象がだんだんひどくなっていきます。二重まぶたになると、まつげが上向きになり瞳に刺さるといった現象はなくなります。

 

例) 西洋人の目のまつげの方向

 

例) まつげがささっている患者に施した二重まぶた手術例

 
 

例) 逆さまつ毛の目に施行した マジック目頭切開と二重まぶた複合手術例